FC2ブログ

波乱万歳 \(^o^)/     その4

夕べ
大阪より
戻ってきました



退院して
昨日のイベントに行けるよう
抗癌剤投与の入院予定を組んでいましたが

今回
治療開始が
免疫力低下により
数日遅れたため

抗癌剤服用中の
食べれない
水すら飲んでも胃から吸収されない程
しんどい真っ最中に
イベントが重なってしまい・・・


「俺は行くよ
 この為に
 辛い治療をしているのだから」と


兄は
2泊の外泊許可を取って出たのですが

私ですら
くたくたになる程の強硬スケジュールに加えて


なんで
そんなに朝早くから列に付かなきゃいけないのか
なんで
たった1泊2日の外泊に
そんなに重い荷物が3つもいるのか

ただでさえしんどい体に
なんでそんなに負担をかけなきゃいけないのか

本当に
融通の利かない兄なのです



夕べ
恵那インターに着くと
「病院、行ってくれ」

ぐったりしている兄は
そのまま病室に戻ってくれるのかと思ったら
「忘れ物を
 病室に取りに行ってくるだけだ
 家に戻る」 のだと



以前書きましたが
兄は
すこーし
頭に発達障害があるのです

今でこそ
NHKなどで、頻繁に
番組に取り上げられるようになり

全国の小学校には
専門の教師が配属される程

発達障害に対する理解と支援は
広がりつつありますが



「魚が空を飛んでいる」
などど、あり得ない事を言う訳ではない
もっともそうで、どこかが変な
兄の様な変わり者の個性を理解するのは
本当に大変なんです

大変でした



親でさえ
理解できない
どうしていいかわからない
兄が
一旦、こうすると決めた事に対して
他に迷惑をかけるからと
変で、良く無い所を
どれだけ言っても
どれだけ言い方、タイミングを考慮して
伝えたところで

一切聞く耳を持たないのですから


言っても無駄だとわかっていても
言うべきことだけは言っておこうと
言い続けてきましたが

絶対に了解しないのです



そうそう
フーテンの寅さんタイプなんです

優しいけど
世の中のレールに乗れない



どうしようもなく
親が涙する姿を
数え切れない程見てきましたし
私も、たった一人の兄妹、妹として
「なぜ、こんなことがわからないのか」 と

どれだけ涙して
時に、怒り、怒鳴り・・・泣いて泣いて・・・



何が一番辛いって

周囲に相談すると
「親の育て方が悪い」
「お兄さんは馬鹿だ」
「あなたが、お兄さんに言うべきことを言わないからだ」

悩む私達ですら
そう言われ続けてきましたから
本当に辛かったです



周囲が、首をかしげたくなるような行動を
至極、当然のように
自分のやりたいようにしかやれない
変わり者の兄は

身体がしんどいのだから
夕べ、そのまま
病院に戻ってくれればよかったのですが


「今夜は、家に戻る」 と

「病室は病室で居心地はいい
 だけど
 家の自分の部屋の
 あの、こじんまりした
 TVとパソコンのある
 あの空間が
 俺には合っている」 のだと




案じていた通り

夜中に
「助けてくれー」
と弱々しい声で電話がかかり

(兄と私の部屋は
 一番離れているのです)

飛んでゆくと

「もどした・・・
 トイレも汚したし
 着替えも欲しい
 あと
 コップが欲しい

 わるいな・・・」



一通り済ませてから

「また
 何かあったらすぐ電話ちょうだいね」

「うん
 少し、楽になった」



以降、連絡が無く
落ち着いているかと思い
部屋で待機し


今朝の
10時に
抗癌剤を飲む予定

「忘れないように
 お前、頼む
 時間が来たら声をかけてくれ」

に合せて
部屋をのぞいたら


夜中以降
再びもどしたようで



「病院へすぐ行こう」

「電話してある
 もう少ししたら行く」


と、言ったまま
ぐーっと寝入ってしまいました



そして
今、午後3時

時々声をかけてきましたが
「もうしばらく、このままにしておいてくれ
       ・・・・・・やっと楽になったから 💤」



私の記憶では
兄がもどしたのは
この2年間で2回目

何とか
下剤を使いながら
腸に詰まらせないようにしてきたけれど

今回の強行スケジュールは
余程、兄の体力を奪ったのだと思います



痩せて
食べれない
飲めない
抗癌剤を飲む前に
少し胃に入れなきゃいけないからと
食べたり飲んだりしただけで
もどしてしまう

体は冷えて寒いけど
これまでの抗癌剤の副作用の積み重ねで
手足がしびれて痛いからと

軽~い毛布1枚しかかけられず


部屋でストーブをつけて
私は、とてもいられない程
室温を上げて


今もなお
すやすや眠っています



病棟の看護師さんに確認すると
「できるだけ早く来て
 点滴するといいのですが」

と、おっしゃるけれど

頑固一徹が上乗せされた
具合の悪い兄を
私一人で動かすのは
無理です


「救急車呼ぶ?」
「いい・・・
 もう少しこのままにさせてくれ 💤」



こんな時
私にできるのは
な~んにも考えない事

兄が「行くぞー!!」っと言ったら
いつでも出発できる準備をして

待ち時間に
これだけ書いてしまいました(笑)





まず、大概の方に
解ってもらえない兄の事


4年前
母と私が、遠方に外出中
今の病院に救急車で運ばれた際

兄は
「母と妹は、今出かけていていない」
と言ったつもりらしいが

病院側は
「この人に
 連絡のつく家族がいないのだ」
と、誤解されてしまい

国民健康保険料も
数年前から納めていない兄の事

病院側も困ってしまって


一人の
ケースワーカーの方が
色々手筈を整えて下さっていたのですが



救急車のサイレンに驚いた
お隣さんが
私に連絡を下さって

急いで病院にかけつけると


「えー !!
 家族いるんだー !!」

看護師さんから驚かれ
ケースワーカーに呼ばれて
個室に案内されて



頭が整理できないまま
過去のことから
現在のことまで
思いつくまま
兄について話をしたら

その、ケースワーカーの方
ゆっくり、耳を傾けて下さり

「いるんですよね
 寅さんみたいな人」

と、言って先ほどの

「優しいけれど
 社会のレールに乗れないのですよね
 私の親戚にもいるんです」

の言葉に


積年の心の中の岩の様になったわだかまりが
すーっとほぐれて行って
ただただ涙が溢れた時の事を
忘れる事はできません

「やっと、わかってもらえた・・・」



まともに社会人として
生活ができない兄の為に

市役所に
弁護士にと

相談する為の窓口へ
道をつけて下さって
今があります



知能指数は上位2%
しかし
能力にデコボコがある
その差が、異常なのだと

先天性か
後天性かは
今となってはわからない



できるだけ
幼い内から
専門家の指導やアドバイスを
家族共々、受けて行く事で


兄のような「異常」を
「善き個性」として
発揮できる人生にしてゆける可能性は
今の時代
どんどん広がっています



波乱万丈もじって
波乱万歳とした理由の一つは
ここにあるのです


周囲を見渡すと
随分以前から
兄のような人
たくさんいました

働く事ができなくなって
家に引きこもったままの
長男(第一子)
多いのです

周囲から冷たい目で見られ続けて

恥かしいからと
そんな家族がいる事は
大概内緒にされています

だから
世間からは
忘れられてしまっているような人

社会問題を起こして初めて
存在を認知される人



やがて
時間ができたら
私は、経験を活かしてゆきたいと
思うようになりました

同じように
苦労されてきた
ご本人に
ご家族にも
時間をかけて
耳を傾けて

共に泣き、共に喜ぶ

私の経験が
ほんの少しでも
お役に立てばと
思います





さて
そろそろ
もう一度
兄の様子をみてきますね



本題は
まだまだ続きます。
スポンサーサイト

Comment 1

Sun
2017.09.24
21:48

ヨッシィー #-

URL

こんばんは、つるりんどうさん
大阪のイベント 楽しさに浸る余裕はなさそうですね
お疲れ様でした

まだ、お兄さんを病院に連れて行く仕事が残っていますね
お兄さんの「行くぞ」の声がいつかかるか、待つのも大変ですよね

その時に備えて、今はゆっくり身体を休めてくださいね

寅さんとさくらさんですね
寅さんは「男はつらいよ」と言いますが、妹のさくらさんの方が
3倍は、つらいですよね

Edit | Reply | 

WHAT'S NEW?